住宅用太陽光発電システムは、自宅の屋根などに設置した太陽電池で暮らしに必要な電気を生み出します。
取り付けるには電気を作る「ソーラーパネル(太陽電池モジュール)」、作った電気を集める「接続箱」、その電気を家庭内で利用できるように変換する「パワーコンディショナー」の3点が最低でも必要になります。

※「JPEA太陽光発電協会HP」
太陽光発電基礎知識(太陽光発電のしくみ)より
昼間は発電し、自前で消費。余った電気は電力会社に売ること(売電)ができます。(蓄電して夜間に繰り越すはできません)夜間は発電しないので、通常通り電力会社からの電気を購入(買電)します。売電した電力は電力会社から別途、お客様が指定した銀行に振り込まれます。
■一日の発電電力量と消費電力量


※「JPEA太陽光発電協会HP」
太陽光発電基礎知識(Q&A一般住宅編)より
各メーカーによって太陽電池モジュール1枚あたりの最大発電量、基本小売価格が違います。
新エネルギー財団調べでは、太陽光発電設置に関する全国の平均出力容量は3.57kW、設置料金は工事費込みで約260万円と言われています。
(既築・1kWあたり72.7万円×平均設置容量3.57kW(2006年度))
■必要なソーラーパネル数と導入費用(設置容量3,570Wの場合)
| メーカー | 型番 | 設置容量÷最大発電量=必要なパネル数 | 単価×パネル数=導入費用 |
|---|---|---|---|
| サンヨー | HIP-210NKH1 | 3,570W÷210W=17.0(17枚) | 143,000×17枚=2,431,000円 |
| シャープ | ND-191AV | 3,570W÷191W=18.7(19枚) | 94,600×19枚=1,794,000円 |
| 三菱電機 | PV-MX185H-1 | 3,570W÷185W=19.3(20枚) | 109,200×20枚=2,184,000円 |
| 京セラ | RD183X-QP-R | 3,570W÷183W=19.,5(20枚) | 106,200×20枚=2,124,000円 |
| パナソニック | VBD13190T | 3,570w÷190w=18.7(19枚) | 140,700×19枚=2,673,300円 |
※当社調べ
このほかに接続箱、パワーコンディショナー、工事料金が別途かかります。モジュールの変換効率では三洋電機が一番良く、設置面積を小さくしたい方は良いといえます。 環境に良いのは確かですが、イニシャルコスト(導入時金額)がまだまだ高額なのはいなめません。各メーカーとも、効率を上げることに日々企業努力中ですので、これからの進歩に期待できるでしょう。
■1Wあたりの価格(計算式:希望小売価格(1枚)÷最大発電量=1Wあたりの単価)
| メーカー | 型番 | 最大発電量 | メーカー希望小売価格(1枚) | 1Wあたりの価格 |
|---|---|---|---|---|
| サンヨー | HIP-210NKH1 | 210W | 143,000円 | 680円 |
| シャープ | ND-191AV | 191W | 94,600円 | 495円 |
| 三菱電機 | PV-MX185H-1 | 185W | 109,200円 | 590円 |
| 京セラ | RD183X-QP-R | 183W | 106,200円 | 580円 |
| パナソニック | VBD13190T | 190W | 140,700円 | 740円 |
※当社調べ
■モジュール変換率(計算式:1m2あたり出力(W)÷1,000(W)=変換効率(%))
※モジュール変換率とは、1m2あたり1,000Wの光エネルギーを何%電気エネルギーに変換できるかを表します。
| メーカー | 型番 | モジュール変換効率 | 1m2あたりの出力 |
|---|---|---|---|
| サンヨー | HIP-210NKH1 | 16.50% | 165W |
| シャープ | ND-191AV | 14.40% | 144W |
| 三菱電機 | PV-MX185H-1 | 13.00% | 130W |
| 京セラ | RD183X-QP-R | 13.50% | 135W |
| パナソニック | VBD13190T | 15.10% | 151W |
※当社調べ
平野部や山間部などの地理的条件または気象条件により異なりますが、
換算電気料金の目安ですので参考にしてみてください。
■地域別年間予想発電量

※パナソニック電工、年間予測発電量より
日照時間が少なければ、得られる電力も少ないのは、ごく自然のことです。全国の日照状況(気象庁年報 年間日照時間)を見ますと、甲府市が1位で2,402時間、全国平均で2,050時間。仙台市は34位で1,935時間、盛岡市で1,667時間。1位から比べると500時間から800時間状況ではあります。東北地方は全体的に雪や梅雨、やませなどで全国でも日照時間がかなり短いのが残念です。
NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)でとりまとめた「2030年に向けた太陽光発電ロードマップ(PV2030)」で2020年に発電効率25%を目標と掲げられており、各メーカーとも研究や技術革新に余念がありません。
特に力を入れているのがサンヨー電機で、2008〜2010年にかけて設備投資を3,600億円(内約7割の2,500億円を太陽光発電、2次電池、電子部品部門に当てる予定)を中期経営計画の中で出しておりますし、先進太陽光発電開発センターを2008年4月に設立をするというものであります。三菱電機は「創立100周年にあたる2021年を目標とした長期ヴィジョン」で1番に地球温暖化防止に向けてと題し推進目標に挙げられています。シャープ、京セラとも中期計画の中に盛り込まれています。また、NEDOの「省資源邸環境負荷型太陽光発電システムの開発」資料の中で光学シミュレーションにより新しい太陽電池(フォトニックシリコン太陽電池)の検証では太陽電池効率として最大34%向上できることが分かり、今現在の太陽電池と比較しても最大22%の効率向上を得るとの研究結果も発表されています。
エコロジーヴィジョンでは、環境を考えた次世代の主力製品となる太陽光発電に今後も注目し、引き続きレポートを上げてまいります。



